ミケーレ・カラファの編曲によるベートーヴェンの七重奏曲 Op.20 管楽八重奏版

この楽譜は、ナポリ・サン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院図書館に所蔵されている未出版の手書き楽譜を元に作成した作品です。

ミケーレ・カラファ (1787.11.28 ナポリ - 1872.07.26 パリ)
奥田英之:監修

ベートーヴェンの七重奏曲 Op.20 管楽八重奏版

編成:フルート、オーボエ、2本のクラリネット、Es管ホルン、2本のファゴット、B管オフィクレイド



I. Adagio - Allegro con brio
II. Adagio cantabile
III. Tempo di Menuetto - Trio
IV. tema con variazioni : Andante
V. Scherzo (Allegro molto e vivace) - Trio
VI. Andante con moto alla marcia - Presto


出版楽譜 スコア 全77ページ
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出版楽譜 フルート 全11ページ
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出版楽譜 オーボエ 全15ページ
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出版楽譜 ファースト・クラリネット 全14ページ
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出版楽譜 セカンド・クラリネット 全15ページ
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出版楽譜 ホルン 全10ページ
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出版楽譜 ファースト・ファゴット 全12ページ
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出版楽譜 セカンド・ファゴット 全14ページ
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出版楽譜 B管オフィクレイド 全12ページ
※B管オフィクレイド(ヘ音記号)パートを他の楽器(コントラバス、チューバ、ユーフォニアム、バス・クラリネット、バリトン・サックスなど)で演奏できるようにC管ヘ音記号、B管ト音記号、Es管ト音記号のパート譜を用意します。
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ミケーレ・カラファ(Michele Enrico Francesco Vincenzo Aloisio Paolo Carafa de Colobrano)は、1787年にナポリ王国(現イタリア、ナポリ)で生まれた。
父、ジョヴァンニ・カラファはアルヴィート(Alvito、現ラーツィオ州)公爵だったためミケーレは幼少期から音楽教育をしっかり受けていた。
ナポリの陸軍士官学校の学生だったが、1802年にはオペラ「Il Fantasma(イル・ファンタズマ)」を作曲し、1805年にカラマーニコ(Cramanico)の劇場で初演された。
1806年にパリへ移り、音楽を辞めてフランス陸軍の軽兵団中尉軍人になるように父親に言われたが、ルイージ・ケルビーニに作曲を、フリードリヒ・カルクブレンナーにピアノを師事した。
1808年にナポリへ戻りフェデーレ・フェロナーリ(Fedele Fenaroli)の下で作曲を学んでいたが、両親からの圧力を受け1812年ロシア戦役に加わった。
オストロヴノの戦いの後、ナポレオンからレジオンドヌール勲章を授けられ、イタリア王国の男爵の地位も与えられた。
ナポリ王国とシチリア王国が合併し両シチリア王国(Regno delle due Sicilie)なったためミケーレの軍人としての生活が終わり、オペラを作曲するようになった。
イタリアの各地の劇場でオペラを発表していたが、1821年からロッシーニ、ベッリーニ、フランソワ・オーベールなどが活躍していたパリへ移った。
1834年にフランス国籍を取得し、芸術アカデミーのメンバーに選出され、1837年に理事に就任した。
1838年にパリ・オペラ=コミック座の為に作曲した以降、音楽教育に専念し、1840~1858年にかけてパリ音楽院で対位法と作曲を教えていた。
1867年にパリで生涯を終えた。

この作品は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンがB管クラリネット、ファゴット、Es管ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスの為に七重奏曲を、ミケーレ・カラファが1840~1860年頃(パリ音楽院で教えていた頃)フルート、オーボエ、2本のB管クラリネット、Es管ホルン、2本のファゴット、B管オフィクレイドの為の管楽八重奏に編曲をしたと思われる。

また、ベートーヴェン自身によるクラリネット(またはヴァイオリン)、チェロとピアノの為に編曲された三重奏曲 Op.38もある。

ミケーレ・カラファは、オーケストラ、吹奏楽、室内楽にオフィクレイドを使用している作品が多数残されている。
Solo de Clarinette(クラリネット・ソロ、2本のクラリネット、ファゴット、オフィクレイド、チェロ)という室内楽作品も残っている。


Ludwig van Beethoven (1770 - 1827) Op.20
trascritto da Michele Carafa (1787 - 1872)
Revisione di Hideyuki Okuda

GRAND SEPTUAR de BEETHOVEN Op.20
Flaute, Hautbois, 2 Clarinetten, Cor in Mi♭, 2 Basson, Ophicleïde


出版:未出版
所蔵:ナポリ・サン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院図書館


手書き楽譜 第1楽章

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手書き楽譜 第2楽章
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手書き楽譜 第3楽章
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手書き楽譜 第4楽章
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手書き楽譜 第5楽章
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手書き楽譜 第6楽章
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by clarinetto | 2017-12-21 13:33 | Clarinetto B...

イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之がイタリア各地の音楽院図書館から1800年代に出版され絶版になってしまった楽譜を発掘し紹介しているブログです


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